獅子舞 「松本源之助社中」
江戸里神楽・土師流家元 松本源之助
1924年、東京・日暮里に生まれる。7歳より父(三代目)源之助について江戸里神楽を学ぶ。
終戦後、米軍アーニー・パイル劇団に入り、米軍に日本の神楽の紹介。傍ら「お神楽学校」を組織し、後継者育成に努力する。
伝統芸の神楽をただ伝承するのみに飽き足らず、現代音楽、演劇を取り入れ発表したものが後に昭和51年、58年と二度の芸術祭優秀賞受賞、そして59年芸術祭大衆芸能部門大賞受賞、平成2年の芸術選奨文部大臣賞受賞となって実を結ぶ。
国内はもとより、アメリカ、カナダ、ヨーロッパ各地において公演し、日本を紹介。また、アジア舞踏フェスティバルにも数度参加。
「獅子舞」は、約300年前の江戸寛文年間に伊勢の国の飢饉、疫病を祓うために "獅子頭"
を産土神(うぶすなかみ)としてお祀りしたのに由来します。それが、江戸に伝わって「魔を祓い、世を祝う」
縁起物の色合いを濃くし、お正月のみならず、お祝い事のたびに催される行事として定着したものです。
現在では貴重な獅子舞。お祝いの御席をいっそう盛り上げます。
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